「検品済み」でも安心してはいけない|アパレルOEMの検品基準について
- 加藤 洋介
- 6月12日
- 読了時間: 4分
アパレルOEMでよくあるトラブルの一つに、「検品済みなのに不良がある」という問題があります。
糸処理の甘さや寸法差、ステッチの乱れ、生地の傷など、実際に「これって不良じゃないの?」と感じるケースは少なくありません。
この記事では、アパレルOEMにおける検品基準の考え方をわかりやすく解説します。
検品はどこで行われているのか
アパレルOEMの検品は主に以下の3か所で行われます。
工場
プレス屋
OEM会社
それぞれの検品基準が異なる点が非常に重要です。
実は、全国共通の検品基準というものは存在しません。
工場によって、
どこまで糸を切るか
どこまで許容するか
が違います。
また、プレス屋は「見栄え重視」で検品していることが多く、細かい縫製基準までは見ていない場合もあります。
「検品済み」=完璧ではない理由
「検品してから納品しています」とよく聞きます。
もちろん検品自体は行われていますが、
ブランドにとっての“不良基準”と一致しているとは限りません。
つまり、OEM会社や工場で許容されている範囲でも、
ブランド側から見ると不良と判断されることがあります。
一度生産してみないと分からないことが多い
実際には、
「どこまで気になるか」は一度生産してみないと分からないことが多いです。
例えば、
糸処理の仕上がり
ステッチの歪み
寸法差
裏側の始末
など、ブランドによって重視するポイントが違います。

量産前の「先上げ確認」が重要
ズレを減らすために重要なのが、量産前の先上げ確認です。
量産工場で先に数枚縫製し、
縫製レベル
糸処理の状態
全体の雰囲気
を確認します。
これにより、「思っていたのと違う」を減らせます。
検品基準は徐々に作られていく
一回で完璧に伝わることは少ないです。
生産のたびに、
気になった部分
改善してほしい部分
をOEM会社に伝えます。
これを繰り返すことで、ブランド独自の検品基準が徐々に浸透していきます。
検品基準が高すぎると起きること
検品基準を高くすることは可能ですが、以下の問題が出てきます。
単価が上がる
納期が長くなる
対応できる工場が減る
場合によっては、「その条件では難しい」と断られることもあります。
理想の品質には「適切なバランス」が必要
アパレルOEMでは、
クオリティ
納期
コスト
はすべて連動しています。
例えば、
超高品質
短納期
小ロット
低価格
をすべて同時に実現するのは難しいです。
そのため、生産を重ねながら、
「自分のブランドにとって適切な基準」を見つけていく必要があります。
Luccaの考え方
株式会社Luccaでは、打ち合わせ段階で、
どこにこだわるか
どこを重視するか
を丁寧にヒアリングしています。
また、量産後もフィードバックや改善点の共有を重ね、
ブランドごとの品質基準を工場と共有しています。
そのため、生産を重ねるごとに品質が安定しやすくなります。
LuccaのOEMサービスは、ブランドの理想と現実のバランスを考えたものづくりをサポートしています。
詳しくはLuccaのOEMサービスをご覧ください。
まとめ
アパレルOEMでは、「検品済み=完璧」ではありません。
重要なのは、
ブランド側の基準を共有すること
先上げ確認を行うこと
生産を重ねながら調整すること
です。
そして最終的には、
「理想の品質」と「現実的なコスト・納期」のバランスを見つけることが大切です。
BRAND FACTORYは、小ロットでの国内生産を通じて、新しいレディースブランドの立ち上げや既存ブランドの成長をサポートし、アパレル業界で高品質なものづくりを求めるブランドにとって頼れるパートナーになることを目指しています。
品質の安定には時間がかかります。
まずは量産前の先上げ確認をしっかり行い、OEM会社と密にコミュニケーションを取りましょう。
そうすることで、ブランドに合った検品基準が徐々にできあがり、理想の品質に近づけます。
ぜひ、BRAND FACTORYのような信頼できるパートナーと一緒に、納得のいくものづくりを進めてください。




コメント